会場のトイレは、男女ごとに一つづつ、広めの個室があるタイプでした。
私はわけもわからずSくんについて行きました。トイレ前に着くと、いきなり個室に押し込められました。そして、Sくんも一緒に入ってカギをかけました。
(え、なにこれ……)
私が混乱していると、Sくんは私の両手を持ち、壁に押しつけました。
「ど、どうしたの……?」
息がかかるほど近くにSくんがいると感じると、夢のなかにいるのではないかと思えました。しかし、心臓の高鳴りが、これが現実だと教えてくれます。
「なんか、お前見てると、そういう気分になってきた」
そういう気分って? と、私が聞き返す間もなく、Sくんは私の唇に、自分の唇を押し当てました。
「ん……ふ……」
Sくんの舌が私の口内に侵入してくるのを感じ、夢中で舌で応じました。Sくんの飲んでいた強いお酒の味がして、くらくらしました。少し甘い、Sくんの男のにおいと、舌をなぞられる感触で、身体の芯がずくん、とうずきます。
ふっと唇が離れ、Sくんと目が合いました。
私が戸惑っていると、Sくんは少し嬉しそうに、私のブラウスのボタンをいくつかはずし、そこから手を入れました。ブラジャーのなかまで手を滑り込ませ、おっぱいをわしづかみにしました。
「けっこういいおっぱいじゃん」
「ん……あぅ……」
Sくんは、確かめるように何度も私のおっぱいをつかむと、乳首をつまみ、指先で転がしました。その快感に少し声が出ました。
Sくんは私の反応によろこんだのか、さらに激しく胸をもみしだき、乳首をもてあそびました。
「んん……」
さらにSくんは、私のスカートをたくし上げました。
「え、ちょっとまっ……」
私はあわてて、Sくんの手を制止しようとしました。
しかし、Sくんの手は、私のストッキングから、さらにパンティの中にまですべりこみました。
「お」
Sくんの動きが一瞬ぴたっと止まりました。

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